アニメなQ&A
アニメーターとして就職する際に必要な自己PR作品集(ポートフォリオ)にはどのような絵をいれたら良いですか?(アニメ専門学校生)
Q
A

デザイン系の専門学校で「ポートフォリオ:portfolio」と言えば、就職を希望する企業などに対して「自分の実力」をアピールする為の作品集のことになります。

アニメーターとしての就職を希望する人が作るべき「ポートフォリオ」は、完成した作品よりも習作を中心としたものの方が良いでしょう。これで一次選考が行われるケースも多くあります。

日頃から「実力をアップさせたい」という思いで描いてきたものの中から、よく出来た絵をピックアップして、クリアファイルにまとめたらポートフォリオが出来た、というのが理想的です。

アニメーターとしての実力をアピールするのですから、「アニメーターに必要なスキル」とは何かを下に記してみます。そして、その為には何を描いたら良いかを列挙しますので参考にして下さい。

 ●アニメーターに必要なスキル

@     人体(動物・メカ)描画力

 クロッキーやデッサン、既製キャラのポーズアレンジ、手足のスケッチ、いたずら描き。

A     模写力(絵&写真)

 人物を中心とした、できるだけ動きのある全身ポーズの模写。清書しない方がよい。

B     画面構成(レイアウト)力

 背景の上にしっかりとキャラクターをのせたレイアウト。奥行きや空間が感じられ、透視図法が駆使されたものがよい。

C     クリンナップ力

難易度の高い、色トレスもあるアニメ画のクリンナップ。

D     キャラクターデザイン力

 オリジナルのキャラクターデザイン。

E     動画&原画力(←これは実力試験で問われるならば、なくてもよいが、できれば入れよう)

 学校の課題では講師の手が入っていると思われるので、オリジナルの原動画が良い。そのままでも良いが、1,2枚の紙上で一覧できるようにまとめてもよい。

F     世界観(←これはなくても良いが余力があれば入れよう)

 オリジナルイラスト(カラーだと、より世界観がアピールできる)

全てのジャンルが揃えば理想的ですが、苦手なジャンルの物を無理に入れたのでは、かえって逆効果なので、得意分野を多めにしながら、全体を構成していくとよいでしょう。

サイズはB4、もしくはA4がよいでしょう。クリアファイルがいっぱいになるよう、最低でも20枚、できるだけ40枚〜80枚は揃え、それらがぴったり収まるクリアファイルブックを用意しましょう。ただしサイズや枚数に規定があれば、それに従うのは当然です。

ポートフォリオの最初の方には絶対の自信作をもっていきつつ、あとはジャンル別に構成します。横にして見る絵がある場合はその方向性を一致させておきましょう。

模写なら模写、オリジナルならオリジナル、クリンナップならクリンナップと、それぞれの絵の端の方に明記して、何のスキルをアピールしたいのかを明確にしましょう。

以上